Aセクなのか男嫌いなのか潔癖なのか - とある双極性Ⅱ型の旅路

私は、自分がAセクシャル（アセクシャル）なのかなぁと思っています。単に男性嫌い、男性恐怖症なだけかもしれません。潔癖で恋愛嫌いでもあるとも思います。

私がそう思うようになったエピソードを簡単にまとめてみようと思います。

小学校で始まったいじめ。クラスの女王様と取り巻きの女子による悪口と無視、悪ノリして暴力を振るってくる男子。女性の集団と男性全般が苦手になりました。

都会に近い田舎だったため、痴漢が非常に多い地域でした。小中高と様々な痴漢被害に遭い、ますます男性嫌いが加速していきました。

幼稚園～高校で、好きだと思う男子はいましたが、今思うと一緒に遊びたかっただけだったなぁと思います。

中学～高校時代は女子が男子に近づくと、相手からも周りからも恋愛感情だと決めつけられてしまう傾向があり、私も何となく恋愛感情なのかと思ってしまった、というだけだった気がします。

大学生で、初めて男性から告白されるという経験をします。その瞬間から、相手に対して嫌悪と恐怖しか感じなくなり、同じ空間にいることができなくなりました。

相手が近くに来ると避けるようになり、避けられずに近くにいる状態だと、上手く呼吸できなくなりました。どうしても無理でした。

最終的に告白が取り消され、拒否反応はかなり少なくなりました。

この時は、告白された＝恋愛感情（性的な感情を含む）で見られていると認識した瞬間に、自分では制御できない拒否反応が出ました。

この後も、職場の同僚などに恋愛的または性的なアプローチを受けた瞬間に関係を切るようになりました。

そういう目で見られていると意識した途端に生理的に無理になってしまいます。

私自身に恋愛や性的な欲求がないので、他の人からそれらを向けられても自分では気づけません。

別の同僚から「あわよくばって思われてそうだから気をつけた方がいいよ」と忠告をもらって、単純に分からなくて「あわよくばって何？」と聞き返すくらい、そういったことを自分事として捉えられません。

友人が結婚しても、何がめでたいのかピンときていません。私の感覚では「結婚するの」と「大蛇を飼い始めたの」に対する感情が大体一緒です。（友人が幸せなことそのものはちゃんとおめでたいと思っています）

私自身は結婚願望も、恋人が欲しい願望もありません。それらに伴う身体的接触も駄目です。キスどころか、ハグも手を繋ぐのも嫌というレベル。
別の記事でも書きましたが、肌の接触が嫌いで、家族でもあまり触れて欲しくないくらいです。

ただ、女性に触られるのは男性よりも嫌悪感はだいぶマシです。やっぱり男性嫌いの気が強いんでしょうね。

恋愛物を読むのは好きです。むしろ恋愛小説を好んで読みますが、濡れ場は苦手です。朝チュンでいいです。むしろ、プラトニックがいいです。

恋愛小説を読むのは、ハッピーエンドの定義が（理解はできなくても）分かりやすいのと、私にとって完全なファンタジーだから、ということがあります。（現実逃避にもってこい）

私は、生物学的には女であるという自己認識ですが、社会的役割としては男性の意識なんだろうなと思います。

小さい頃から、結婚を想像すると隣に奥さんがいましたし、老後を想像すると縁側の隣にはおばあさんがいると思っていました。

自分が男性として女性と結婚したいわけではなく、女性として女性と結婚したいわけでもなく、単に社会的には自分が稼いでくる方（＝男性の役割）だと思っていたんです。

私が結婚したくないのは、家庭で女性側の役割をさせられるのが耐えられないという面もあるかもしれません。（主夫に抵抗を覚える男性の心理なんだと思います）

私は多分、相手が男性でも女性でも、告白されたくないし、恋愛的・性的な接触がNGです。
恐らく「肌の接触を好む」という人類に普遍であろう感覚が私にはないんでしょう。

もしくは、いわゆる「潔癖」と呼ばれる性的なものを嫌う症状の、重症なものかもしれません。
直接自分が対象でなくても、例えば成人向け広告とか動画が表示されるととても気持ち悪くなります。下ネタも嫌いです。

検索してみたら、こういう恋愛感情もなく性的にも他者に惹かれないタイプは「アロマンティック・アセクシュアル」と言うみたいですね。

仲間を見つけたいとか、何かを主張したいということはないんですが、周囲の人たちと自分があまりに違うので、私って何なんだろうとはよく考えます。

自衛のためにも、自分がどういう生き物なのかは、知っておいた方がいいのかなぁと思ったりして、過去の出来事をつらつらとまとめてみました。