とある双極性Ⅱ型の旅路

双極性Ⅱ型と共に働く日々

メンタル復職後の昇格について思うこと

メンタル(双極性Ⅱ型)で2年休職してから復職し、10年ほど経つ中で、何度か昇格をしました。

昇格の話をもらえたこと自体は、私の仕事ぶりが評価されたということでとても嬉しかったのですが、何度かお断りをしていて、今も昇格に対して強い抵抗感があります。

少し、そのことを振り返ってみようと思います。(メンタルが関係ない理由もあります)

メンタル起因の理由

双極性Ⅱ型は、うつと軽躁を行き来するため、仕事のパフォーマンス(体調や気分)を一定に保つことが難しく、私は今も体調不良の突発休がちょくちょくあります。

恐らく、調子のいい時の私を見て上司は昇格の話を持ってきてくれたのだと思いますが、そのパフォーマンスは安定して出すことはできません。それを考えると、どうしても及び腰になります。

うつの時の私はとてもマイナス思考で、昇格試験を受けられるような体力も気力もないので、昇格の話をもらっても悪い想像ばかりしてしまい、すぐに断ります。

ただ、軽躁の時の私は思い切りがよくなるので、まあいいかと深く考えずに昇格の話を受けるという傾向があります。

職種起因の理由

私は会社では数が少ない傍流職種のため、昇格に対して主流の人たちの目が厳しくなる傾向があり、昇格の話を受けづらいという事情もあります。

主流の人たちから何か言われたときに言い返せる気力があればいいのですが、ほとんどの時期の私は言い返す気力がありません…。

性別起因の理由

昇格において男性優位の会社であることと、女性の数が男性より少ないこともあり、女性が昇格すると少し目立ちます。

男性からの「お前が同格?」という目も恐いのですが、どちらかというと女性からの「あなたが昇格?」という目が恐い気持ちが強いです。

過去のいじめられ経験もあって、女性(および女性の集団)からの攻撃対象になる可能性のある行動は避けたいと思ってしまいます。

前向きな気持ちもあることはある

実は、昇格に対する前向きな気持ちも持っています。

メンタル休職のせいで、自分のやりたい仕事を諦めることになるのは嫌だ、と復職してしばらくしてから思うようになりました。

メンタル休職するともう昇格できない、という空気が職場にあったこともあり(今はだいぶ薄れました)、調子がいい時には「2年間メンタルで休職していても昇格できるというロールモデルになろう」と思ったりもしていました。

時折その思いが顔を出して、昇格の後押しをしていた、というのはあると思います。

とはいえ、昇格に付随する諸々を考えると、気が重たいのも事実です。

補足として、私は双極性Ⅱ型になってからのほとんどの期間、うつでマイナス思考か軽躁で被害妄想が強いかなので、物事を実態より悪く捉える傾向があります。(多分、周囲の人はそこまで意地悪には見ていない、はず…)

それはそれとして、メンタル復職後の昇格についてこんなことを考えています、というお話でした。