とある双極性Ⅱ型の旅路

双極性Ⅱ型と共に働く日々

平穏期はイベント後でも本当に平穏

現在、双極性Ⅱ型の平穏期(うつでも軽躁でもない時期)です。
※平穏期というのは私が勝手につけた名前です

平穏期に入ってから、ちょっとしたイベントがいくつかありました。人がたくさん集まる打合せや、職場の飲み会などです。

双極性Ⅱ型になってから、平穏期であると明確に意識して過ごすのは今回が初めてですし、自覚した上でイベントを迎えるのも初めてです。

今、飲み会からの帰り道です。飲み会では自由気ままに話し、よく食べました。

いつもの(うつや軽躁の)私なら、絶対に「話し過ぎた」「食べ過ぎた」と後悔し、自己嫌悪でのたうち回っているはずなのですが、今はそうでもありません。

言い過ぎたなぁとか、ああしてればよかったなぁとか、反省やちょっとした後悔はしていますが、それだけです。

普段の私は、イベントがあればその後に必ず後悔の嵐にもみくちゃにされて、精神的にとてもつらい時間を過ごしていますし、それを覚悟してイベントに参加します。

それが、平穏期だとこんなに平穏な気持ちで過ごせるのかとちょっと衝撃を受けています。

いつもの、自分で自分を切り刻むような苦しい時間は、本当に病気(双極性Ⅱ型)のせいでしかなかったんだと分かって、昔の健康な(平穏期の)私を返してくれと誰かを詰りたい気持ちでいっぱいです。

人と会った後に精神状態がとても不安定になるというのは、少なくとも高校生の時から続いているので、やっぱり双極性Ⅱ型と診断される10年以上前から、何らか精神的に病んでいたんだなということも改めて実感しました。

(中~高校生の時から治療を受けられていたら、私の人生は大きく違っていたのかもしれません)

ただ、そう自覚したからと言って、うつや軽躁の時のつらさはなくならないと思いますし、病気のせいだと分かっていても、自分を責める思考は消えないだろうとも思います。

それとも、今回の平穏期でここまではっきり自覚できたら、これからのうつや軽躁では「これは病気のせいだ」と割り切ることができて、少しは気持ちが楽になるのでしょうか。

こればっかりは、実際にうつや軽躁になってみてからでないと分からないですね。(なりたくはありませんが)

平穏期に入って約1週間経ちますが、最初はやや軽躁気味だったのが、少しずつ、うつに寄ってきています。

つらいと思ったときに飲む頓服も、軽躁の時に飲んでいるものから、うつの時に飲んでいるものに変わってきています。

そろそろ、うつ転しそうだなと、日々戦々恐々としながら、短い平穏期をかみしめる毎日です。