とある双極性Ⅱ型の旅路

双極性Ⅱ型と共に働く日々

双極性Ⅱ型の躁うつ自己判定は難しい…

以前の記事で、私は大半がうつで時々軽躁でわずかにどちらでもない期間、と書いたんですが、過去データを見るとどうやら当時の自覚症状としてはそうではなかったようです。

ということを発見したので書いておきます。
双極性Ⅱ型は、自分がうつか軽躁かの判断が難しい、というのを改めて実感する発見でした。

以前の記事はこちら。

toki-doki.hatenablog.com

過去、自分の感覚として、今の自分が「うつ」なのか「軽躁」なのかというのを記録していた頃があります。
約5年分、約1,300日超の記録があったのですが、ちょっとびっくりするような結果がでました。

【躁うつ自己判定】

  • 軽躁 約13%
  • どちらでもない 約87%
  • うつ 1%未満

あれ、時々「軽躁」で、ほとんどは「どちらでもない」と当時の私は思っていたようです。
これだけ見ると、「私、元気だな」という感じですよね。ほとんど「うつ」の時期がありません。

この他に、自分の体調と気分も記録していたのですが、面白い相関がありました。

【気分のよさ】

  • 気分が悪い 約14%
  • どちらでもない 約85%
  • 気分がよい 約2%

ほぼほぼ、同じ数字ですね。明細データをざっと流し見ても、気分が悪い日を「軽躁」と判断していたんだな、ということが分かります。

そう言えば、この記録をつけていた頃の私は「軽躁」と「うつ」の区別がつかなくて、気分が悪い(精神的に調子が悪い)=イライラしたり落ち着かない=「軽躁」、という判断をしていた気がします。

※今は、うつのイライラ(自分の余裕がなくて他者からの干渉を受け入れられなくなる)と軽躁のイライラ(他者の言動への寛容さがなくなる)があると思うようになっています

更に言うなら、気分が「どちらでもない」というのは、良くも悪くもない=少し悪い、というニュアンスです。
落ち込みもイライラもあるけど「軽躁」か「うつ」か判断がつかないので、気分も躁うつ自己判定も「どちらでもない」を選んでいた気がします。

ちなみに、気分がよいが約2%というのは、1年当たり約1週間なので、今の私が考える調子のいい時=『「うつ」でも「軽躁」でもない時』の期間と一致します。

当時の躁うつ判定と今の私の躁うつ判定の基準が違うので、今の感覚とは合っていませんが、データ自体は正しいような気がしています。

過去データを分析してみて、双極性Ⅱ型は自分でうつか軽躁かを判断するのが難しいんだなと改めて実感しました。

やっぱり、改めて今の自分の記録を取った方がいいんだろうなと思えてきました。

過去は過去として、今の私を知るには今の私のデータがいるなと思い始めています。