とある双極性Ⅱ型の旅路

双極性Ⅱ型と共に働く日々

落ち込みの原因は原因でなかったりする

うつの時も、軽躁の時も、双極性Ⅱ型の症状なのだろうなと感じる気分の「落ち込み」があります。

大抵は、人と会った後に「あんなこと言わなければよかった」「どうしてあんなこと言ってしまったんだろう」と、自分の言動が相手に悪いように受け取られる想像を膨らませて、強い自己嫌悪にかられます

短い時間で落ち込みが薄れる時もあれば、自己嫌悪が収まらずに軽い自傷に走る時もあります。

ただ、落ち着いてから振り返ると「あそこまで落ち込んだり自分を責めたりするほどのことではなかったな」と思い直したり、周りの人から「気にしすぎだよ。周りの人は悪く受け取ってないよ」と言われたりして「悪い想像をし過ぎていた」と気づくことがよくあります。

恐らく、「人に会ったストレスで気分が落ち込んだ」時に、無意識に直前の行動から原因を作り出して、落ち込みと結びつけているのかなと思います。

つまり、実際は自分の言動が原因で落ち込んでいるのではなく、先に落ち込みがあって、後付けで自分の言動の悪いところを粗探しして見つけ出している、ように感じます。

ただ、それは後から振り返ってそう思うのであって、落ち込んでいるその時の自分はそれが「正しい」落ち込みの原因なのか、うつや軽躁の症状が作り出した「正しくない」落ち込みの原因なのか、区別がつきません。

現に今も、美容院で美容師さんとおしゃべりしてきた後、「あんなことを言わなければよかった」「美容師さんや周りの人を不快にさせたのでは」と落ち込みの原因を思い返しては落ち込んでいます。

美容院に行くとほぼ毎回思うので、今回も多分うつや軽躁の症状なのだと思いますが、本当にそうなのか、今の私には判断が付きません。

壁に頭をぶつけたり、自分で自分の頬を叩いたりしそうになったので、一旦落ち着こうとこの記事を書いています。
(多分、今日の私は軽躁です)

書いている内にちょっと落ち着いてきました。

落ち込みは続いていますが、何が原因だったかあやふやになってきたので、やっぱり、美容師さんとの会話の中身は問題じゃなかったんだろうなと思います。

人と会って長時間話したから落ち込んでいるだけで、自分の言動を責めなくてもよさそうだと気づけたので、ひとまず頓服でも飲んで甘い物でも食べてのんびりして気持ちを落ち着けたいと思います。

私にとってはブログの記事を書くことそのものが、気持ちを落ち着ける効果がありそうなので、これから気持ちがグルグルした時に試してみようと思います。
(自分の気持ちを書き出したり、客観的に読んだり、推敲したり、という時間を持つのが私にとってはいいのかもしれません)